Lewy小体型認知症

2014年04月26日

今日の一問(医師国試108-A-29、4年前にCML慢性期と診断)




おはようございます。
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早速、昨日の問題のプチ復習です。

診断はLewy(レビー)小体型認知症(DLB)でした。

【第108回国試 A問題 No.38】

78 歳の女性。手指振戦と動作緩慢とを主訴に来院した。
1年前から手指の震えが出現し、次第に動作が緩慢になっていた。
半年前から物忘れを自覚していた。
1か月前から、誰もいないのに「人が座っている」と訴えたり、「蛇がいる」と怖がったりするようになったため、1週前にリスペリドンを少量投与したところ、四肢の筋強剛と流涎とを認めるようになった。

この疾患にみられるのはどれか。 

a(×、3%) 側頭葉内側の萎縮

b(×、7%) 後頭葉の糖代謝の亢進

c(×、40%) 後部帯状回の血流低下

d(×、9%) 心臓交感神経機能の亢進

e(○、41%) 基底核ドパミン取り込みの低下



c(後部帯状回の血流低下)とe(基底核ドパミン取り込みの低下)を選んだ人がほぼ同数。

DLBは、SPECT・PETでは、後頭葉の血流低下や代謝の低下を認めるので、cは「×」。

診断基準を掲載しますので、確認してください。

DLB診断基準2



そして、Lewy小体のLewyは、ドイツの神経学者Frederich Heinrich Lewy博士です。

Lewypic
↓ ↓ ↓
http://openwetware.org/wiki/BIO254:LewyBody


また、「レビー小体型認知症家族を支える会」のHPにもLewy小体の画像とともに、わかりやすい記述がされているので、リンクを貼り付けておきます。
lewy
↓ ↓ ↓
「レビー小体型認知症家族を支える会」


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では、いつものように、「今日の一問」

第108回のA問題は、難しい問題続出で、受験された方は大変だったのでは……。
初日のA問題でこの難易度だと、そのあとに続くB問題以降はまさに戦々恐々ではなかったでしょうか。

研修医D男-03s



第108回 A問題 No.29
 

46 歳の男性。全身倦怠感、発熱および左季肋部違和感を主訴に来院した。

4年前に慢性骨髄性白血病の慢性期の診断で1年間イマチニブ治療を受けていた。

その後3年間受診せずそのままにしていた。

末梢血血液検査で白血球 30,400、骨髄芽球が 56%であった。

末梢血白血球 bcr/abl FISH 法検査の写真を示す。

108A29

 

4年前と比較し、現在の患者の所見として考えられるのはどれか。 

a 脾腫の縮小

b 血小板数増加

c 骨髄細胞数減少

d 染色体付加異常の出現


e 好中球アルカリフォスファターゼ低値


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合ってましたか?

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では、例によって、YouTube動画(9分31秒)で解説をご覧ください。 


 


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2014年04月25日

今日の一問(医師国試108-A-38、手指振戦と動作緩慢の78歳女性)



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今日の私の無知

随分暑くなってきました。汗ばむくらいです。

常夏(とこなつ)というコトバは知ってます、もちろん。
いろいろな歌詞にも出てきて有名だし、「常夏の島」とか旅行パンフにもよく出てくるし。


では、


常春


ん、「じょうしゅん?」「つねはる?」



常春(とこはる)ってコトバがあるんですね。いや〜、もぅビックリ。

本を読んでいて誤植かと思って検索したら、ちゃんと出てきました。


そして、新たに

「夏 ♪ 夏 ♪ 夏 ♪ 夏 ♪ 常夏 ♪ ♪ ♪ 」

だと思ったら、

「夏 ♪ 夏 ♪ ナツ ♪ ナツ ♪ ココ夏 ♪ ♪ ♪ 」

ショックです。日々、勉強です。


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さて、昨日の問題はいかがでしたか?

神経性食思不振症は、過去問では比較的「点を取りやすい」一般問題だと思い、安心した貴方!

うーん

うーん

うーん

ちょいと難しいのでないかい、これは。

神経性食思不振症について正しいのはどれか。3つ選べ。
a(○、94%) 強迫行為を示すものが多い。
b(×、34%) 安静時にも頻脈であることが多い。
c(×、20%) 過食・嘔吐を伴うものは含まない。
d(○、73%) 抑うつの合併が高率に認められる。
e(○、75%) 我が国では10年以内に約10%の患者が死亡する。
       

選択肢bの「頻脈」は、神経性食思不振症の引っかけ選択肢として過去に3回ほど登場してます。

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「医師594」の過去問検索で「神経性食思不振症」を調べて、比較してみてね! 

Dr.東田の以前の著作からの引用を貼り付けます。

神経性食思不振症では、極端なやせにより甲状腺ホルモンの末梢における代謝が変化し、サイロキシン(T4)が末梢において脱ヨード化を受ける時に、T3の産生を少なく、逆にreverse T3の産生を多くするため、いわゆるlow T3 症候群をきたし、その結果、代謝が低下し徐脈傾向となる。 


厄介なのは「e 我が国では 10 年以内に約10%の患者が死亡する」でしょうか。

厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」には、下記の記載がありました。
ANの転帰については、軽度で一過性のものもあれば、重篤で長期的なものもあります。わが国における調査では、初診後4〜10年経過した患者さんを調べたところ、47%が全快、10%が部分回復、慢性化36%、そして死亡 7%でした。(みんなのメンタルヘルスより)

サイトはこちらです → 「みんなのメンタルヘルス



診断基準と合併症も貼り付けておきますね。(いずれも「プライマリケアのための神経性食欲不振症のガイドライン」より)

神経性食思不振症の診断基準


神経性食思不振症ガイドライン



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では、続いて「今日の一問」。 

【第108回国試 A問題 No.38】

78 歳の女性。手指振戦と動作緩慢とを主訴に来院した。

1年前から手指の震えが出現し、次第に動作が緩慢になっていた。

半年前から物忘れを自覚していた。

1か月前から、誰もいないのに「人が座っている」と訴えたり、「蛇がいる」と怖がったりするようになったため、1週前にリスペリドンを少量投与したところ、四肢の筋強剛と流涎とを認めるようになった。
 

この疾患にみられるのはどれか。

a 側頭葉内側の萎縮

b 後頭葉の糖代謝の亢進

c 後部帯状回の血流低下

d 心臓交感神経機能の亢進

e 基底核ドパミン取り込みの低下

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では、例によって、YouTube動画(15分22秒)で解説をご覧ください。 





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