癌
2014年05月03日
今日の一問(医師国試103-I-6、Kerley線)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
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ずいぶん前の話です。
昼下がり、所用で中央線に乗っていました。
車内はガラガラです。
長いシートに1人か2人しか座っていない状態。
私はうたた寝をしていて、ふと目を覚まし、顔を上げると
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目の前に
この人が居ました。
Tシャツにジーンズ姿で。
口パク状態っす。
いや、もうビックリしたのなんのって。
わたし、大ファンなんです。
まじまじと顔を見つめてしまいました。
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昨晩、NHKで「ラストデイズ 忌野清志郎×太田(爆笑問題)」がありました。
抗がん剤治療中の写真も出てきてました。
涙、です。
そうでした、5月2日は清志郎の命日。
喉頭癌から、最後は癌性リンパ管症で旅立たれたのでした。
合掌。
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では、いつものように、「今日の一問」。
【第103回 I問題 No.6】
胸部エックス線写真でKerley線が見られるのはどれか。2つ選べ。
a 肺水腫
b 過敏性肺炎
c 肺血栓塞栓症
d 癌性リンパ管症
e びまん性汎細気管支炎
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肺うっ血ではKerley線(A、B、C)を認めることもある。
Kerley A線は末梢と中枢のリンパ管がうっ血で結びついて形成され、中枢肺野において対角線陰影として認められる。
Kerley B線は肺の小葉間隙に形成されるうっ血像で、正面像では肋骨横隔膜角近傍で、側面像では胸骨下に、胸膜から直角の線状の陰影として認められる。
Kerley C線は、リンパ管吻合の拡大などで生じるもので、肺野全体に網状陰影を伴った細かい線状陰影として認められる。
僧帽弁狭窄や癌性リンパ管症で認められるKerley B線が代表的で、Kerley A線やKerley C線はまれである。
〈癌性リンパ管症〉(iMedicine、2.呼吸器、リブロ・サイエンスより)
癌性リンパ管症は肺間質のリンパ管にびまん性の癌転移による閉塞を認め、肺間質障害により乾性咳嗽と進行性呼吸困難を呈するものである。捻髪音聴取、拡散抵抗増大、Kerley線を認める。診断はTBLBなどによる肺生検でなされる。根治療法は困難で、ほとんどが酸素吸入などの対症療法しかない。予後はきわめて不良である。
at 09:30|Permalink