神経
2015年05月11日
今日の一問(医師国試109-I-52、64歳男性。2年前に脳梗塞を発症)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
ひとりでも多くの医学生に役立ちますように。
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GWも終わり、今日からMACでは本科コースの講義が始まりました。
MACではこんな感じで講義が進んでいきます。
いきなり出ました!
Dr.東田のKeyフレーズ。
論外!
Dr.東田の「論外!」の数を一番多く引き出せた人が「これからの一年間、一番伸びる」とか。。。
都市伝説です。
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さてと、私も気合いを入れてブログを更新していきますぜ。
今日は、109回国試から「今日の一問」。
これは、MACの「国試最速講座」に収録予定です。
正答率は98%。
不正解がすぐに分かったから良いというもんじゃなくて、正解の選択肢の理屈もちゃんと理解しておいて欲しい(by Dr.東田)
症例問題のシチュエーションは、今の在宅医療の時代では当たり前の情景ですね。
【医師国試109回 I 問題No.52】
64歳の男性。
2年前に脳梗塞を発症し、左上下肢の完全麻痺で在宅にて療養中である。
5年前から心房細動と心不全とに対して内服治療中である。
食事は全量摂取するが、時々、食事中に咳き込むことがある。
日中は家族の介助により車椅子で移動している。
・
64歳の男性。
2年前に脳梗塞を発症し、左上下肢の完全麻痺で在宅にて療養中である。
5年前から心房細動と心不全とに対して内服治療中である。
食事は全量摂取するが、時々、食事中に咳き込むことがある。
日中は家族の介助により車椅子で移動している。
今後、在宅診療を続ける過程で心不全増悪を示唆する所見でないのはどれか。
a 体重増加
b 下腿浮腫
c 易疲労性
d 起坐呼吸
e 吸気性喘鳴(stridor)
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途中、PT-INRの話とかに脱線しちゃってますが、大事なことだから、さりげな〜く問題解説に交えて解説する。
Dr.東田の真骨頂。
Dr.東田の真骨頂。
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内科志望でも、必ず役に立つ麻酔科の書籍です。
「みんなの麻酔科学−麻酔科医は手術室の内科医だ−」
(Amazon)
MACのYouTube動画(8分13秒)をご覧ください。
a(○、1%) 体重増加
b(○、0.5%) 下腿浮腫
c(○、0.5%) 易疲労性
d(○、0.3%) 起坐呼吸
e(×、98%) 吸気性喘鳴(stridor)
講義力が自慢のMACです。
解説は動画をどうぞ〜!!
解説は動画をどうぞ〜!!
では、また。
さいなら〜。
さいなら〜。
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2014年12月18日
今日の一問(医師国試106-D-53、手の震えと動きにくさで来院)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
医師国試はもちろん、共用試験CBT対策にも有用な講義をお届けします。
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では、「今日の一問」。
【医師国試106回D問題No.53】
・
72歳の男性。手のふるえと動きにくさとを主訴に来院した。
1年前から左手がふるえるようになった。
2か月前から歩行が不安定になり、歩幅が狭くなったという。
顔面筋の動きに乏しい。
安静状態で左手が規則的にふるえる。
四肢に強い筋強剛があり、特に左側で顕著である。
筋力に異常を認めない。
感覚障害を認めない。
腱反射に異常はなく、病的反射を認めない。
1年前から左手がふるえるようになった。
2か月前から歩行が不安定になり、歩幅が狭くなったという。
顔面筋の動きに乏しい。
安静状態で左手が規則的にふるえる。
四肢に強い筋強剛があり、特に左側で顕著である。
筋力に異常を認めない。
感覚障害を認めない。
腱反射に異常はなく、病的反射を認めない。
治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
a バルプロ酸
b スルピリド
c エンタカポン
d ハロペリドール
e レボドパ〈L−dopa〉
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合ってましたか?
消去法で勝負しますか?
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東田先生の解説を聞いて、中枢神経作用薬の作用機序をまとめておくといいですよ。
では、MACのYouTube動画(8分58秒)をご覧ください。
では、MACのYouTube動画(8分58秒)をご覧ください。
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2014年09月03日
今日の一問(医師国試107-I-24、結核性髄膜炎患者の髄液所見)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
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日本人の死因上位3位は、
1位:悪性新生物
2位:心疾患
3位:肺炎
です。
以前は第3位は脳血管疾患でしたが、2011年以降、第3位は肺炎。
悪性新生物は不動の第1位。
先週「13種類のがんを1回の採血で診断できるようにする次世代がん診断システムの開発が、産学官連携で始まった」という記事が出ました。
ニュースリリースはこちら
↓ ↓ ↓
最先端の次世代がん診断システム開発へ、産学官連携プロジェクト始動
その13種というのは、以下のとおり。
早期診断が可能となった場合、今後どのように診断・治療にむすびついていくのか見守っていきたいです。
日本人の死因上位3位は、
1位:悪性新生物
2位:心疾患
3位:肺炎
です。
以前は第3位は脳血管疾患でしたが、2011年以降、第3位は肺炎。
悪性新生物は不動の第1位。
先週「13種類のがんを1回の採血で診断できるようにする次世代がん診断システムの開発が、産学官連携で始まった」という記事が出ました。
ニュースリリースはこちら
↓ ↓ ↓
最先端の次世代がん診断システム開発へ、産学官連携プロジェクト始動
その13種というのは、以下のとおり。
・胃がん
・食道がん
・肺がん
・肝臓がん
・胆道がん
・膵臓がん
・大腸がん
・卵巣がん
・前立腺がん
・膀胱がん
・乳がん
・肉腫
・神経膠腫
早期診断が可能となった場合、今後どのように診断・治療にむすびついていくのか見守っていきたいです。
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では、「今日の一問」。国試でよく問われる、感染性髄膜炎の鑑別診断です。
【医師国試107回I問題No.24】
未治療の結核性髄膜炎患者の脳脊髄液所見として当てはまるのはどれか。
ただし、血糖値は98mg/dLである。
未治療の結核性髄膜炎患者の脳脊髄液所見として当てはまるのはどれか。
ただし、血糖値は98mg/dLである。
a 所見a
b 所見b
c 所見c
d 所見d
e 所見e
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合ってましたか?
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では、正答率を示します。意外とバラけました。
細菌性、ウイルス性、結核性髄膜炎の髄液所見、しっかり覚えておきましょう。
では、MACのYouTube動画(3分06秒)をご覧ください。
では、正答率を示します。意外とバラけました。
細菌性、ウイルス性、結核性髄膜炎の髄液所見、しっかり覚えておきましょう。
脳脊髄液所見では髄液圧の基準値は75〜150mmH2O(側臥位)であり、外観は水様透明で、髄液細胞数は5/mm3以下である。髄液蛋白は45mg/dL以下であり、髄液中の糖は血糖値の1/2〜2/3の範囲にとどまる。また髄液のClは120〜130mEq/Lで、血清濃度よりも高い。
【正答率】
a(×、10%)
細菌性髄膜炎の所見。
細菌性髄膜炎の所見。
b(○、76%)
正解。
正解。
c(×、7%)
ウイルス性髄膜炎の検査所見では髄液の糖は正常であり、細胞はリンパ球(単核球)が優位であるのが原則である(急性期には多核白血球優位となることもある)。
ウイルス性髄膜炎の検査所見では髄液の糖は正常であり、細胞はリンパ球(単核球)が優位であるのが原則である(急性期には多核白血球優位となることもある)。
d(×、6%)
ウイルス性髄膜炎の所見。
e(×、1%)
正常。
正常。
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2014年08月29日
今日の一問(医師国試106-D-53、手の震えと動きにくさで来院した高齢男性)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
「海水アレルギー」ってあると思いますか?
○○島に行って、波打ち際でちょっと海水をかぶり、その後とくに日光浴をしたわけでもないそうです。
夜になって熱感を伴って、写真のような状態に。
ふくらはぎ側は赤みもなく、前側のみがこの状態。
翌日、診療所で見て貰っても原因は分からず、診療所医師は初めて見たので写真を撮らせてほしいということで、写真を撮られたそうです。
「海水」+「紫外線」の影響なんでしょうかね。
5日経って、だいぶ赤みが引いてきたそうです。
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では、「今日の一問」。
過去問に出てきていない薬品名に試験会場で突然出くわすって嫌ですよね。
おい
おい
お〜い
って感じ、よく分かります。
おい
おい
お〜い
って感じ、よく分かります。
【医師国試106回D問題No.53】
・
72歳の男性。手のふるえと動きにくさとを主訴に来院した。
1年前から左手がふるえるようになった。
2か月前から歩行が不安定になり、歩幅が狭くなったという。
顔面筋の動きに乏しい。
安静状態で左手が規則的にふるえる。
四肢に強い筋強剛があり、特に左側で顕著である。
筋力に異常を認めない。
感覚障害を認めない。
腱反射に異常はなく、病的反射を認めない。
1年前から左手がふるえるようになった。
2か月前から歩行が不安定になり、歩幅が狭くなったという。
顔面筋の動きに乏しい。
安静状態で左手が規則的にふるえる。
四肢に強い筋強剛があり、特に左側で顕著である。
筋力に異常を認めない。
感覚障害を認めない。
腱反射に異常はなく、病的反射を認めない。
治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
a バルプロ酸
b スルピリド
c エンタカポン
d ハロペリドール
e レボドパ〈L−dopa〉
・
・
・
・
・
・
・
合ってましたか?
消去法で勝負しますか?
・
・
・
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では、正答率を示します。
【正答率】
東田先生の解説を聞いて、中枢神経作用薬の作用機序をまとめておくといいですよ。
では、MACのYouTube動画(8分58秒)をご覧ください。
では、MACのYouTube動画(8分58秒)をご覧ください。
では、正答率を示します。
【正答率】
a(×、5%) バルプロ酸
b(×、10%) スルピリド
c(○、82%) エンタカポン
エンタカポン(英:entacapone)はカテコール-O-メチル基転移酵素 (Cathecol-O-methyl transferase, COMT) 阻害薬のひとつで、パーキンソン病治療薬として用いられる化合物の国際一般名。L-DOPAのようなドーパミン作動薬とともに投与すると、その血液脳関門の通過を促進することで生物活性を増加させる働きがある。
出典:オンライン化学データベース
d(×、2%) ハロペリドール
e(○、99.5%) レボドパ〈L−dopa〉
レボドパは血液脳関門を通過して脳内に入りドパミンに代謝されるため、Parkinson病の治療薬として症状の劇的な改善を認めることが多い。
レボドパは血液脳関門を通過して脳内に入りドパミンに代謝されるため、Parkinson病の治療薬として症状の劇的な改善を認めることが多い。
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2014年08月27日
今日の一問(医師国試108-G-20、ALS患者の在宅医療で医師の指示が必要なもの)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
プラス
ときたら、
「ALSアイスバケツチャレンジ」
ですね。
こんな記事もありました。
(東京新聞、2014年8月20日朝刊より)
筋萎縮性側索硬化症を「医師594」で全文検索すると、
こんな感じでヒット。
やはり出題回数は多いですね。
そこで、「今日の一問」はALSの最新問題。
【医師国試108回G問題No.20】
・
在宅人工呼吸器管理中の筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉患者の在宅支援チームによる活動のなかで、医師の指示が必要なのはどれか。
a 看護師による清拭
b 歯科医師による口腔内処置
c 言語聴覚士による嚥下訓練
d 介護福祉士による体位変換
e 介護支援専門員によるケアプラン作成
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合ってましたか?
今日は動画は無しでございます。
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では、正答率を示します。
【正答率】
【正答率】
a(×、7%) 看護師による清拭
b(×、1%) 歯科医師による口腔内処置
c(○、88%) 言語聴覚士による嚥下訓練
言語聴覚士法・第42条
言語聴覚士は、保健師助産師看護師法 (昭和二十三年法律第二百三号)第三十一条第一項 及び第三十二条 の規定にかかわらず、診療の補助として、医師又は歯科医師の指示の下に、嚥下訓練、人工内耳の調整その他厚生労働省令で定める行為を行うことを業とすることができる。
d(×、1%) 介護福祉士による体位変換
e(×、3%) 介護支援専門員によるケアプラン作成
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青本(ドキドキの生たまご編)
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