2019年02月02日
【禁忌特集】今日の禁忌(医師国試105-F-21、72歳の男性。持続する腹痛と嘔吐)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
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さて、禁忌問題「今日の一問」。
【医師国試105回F問題No.21】
72歳の男性。3日前から持続する腹痛と嘔吐とを主訴に来院した。
徒歩にて来院したが、その後、腹痛が増悪し、外来処置室で横になっている。
歩行はかろうじて可能である。40歳時に胃潰瘍で胃切除術を受けた。
意識は清明。腹部は膨隆し、正中線上に手術痕がある。
腸蠕動音は亢進し腹部全体に圧痛を認める。
まず行うべき検査はどれか。
徒歩にて来院したが、その後、腹痛が増悪し、外来処置室で横になっている。
歩行はかろうじて可能である。40歳時に胃潰瘍で胃切除術を受けた。
意識は清明。腹部は膨隆し、正中線上に手術痕がある。
腸蠕動音は亢進し腹部全体に圧痛を認める。
まず行うべき検査はどれか。
a 腹部エックス線撮影
b 腹部血管造影
c 上部消化管バリウム造影
d 腹部MRI
e 下部消化管内視鏡検査
【正答率】
d(×、1.3%) 腹部MRI
消化管の精査に腹部MRIはあまり有益でない。
a (○、97.7%) 腹部エックス線撮影
腹部X線撮影で拡張した腸管を確認したい。
腹部X線撮影で拡張した腸管を確認したい。
b(×、1.1%) 腹部血管造影
消化管出血などがあり内視鏡的に止血困難な場合に施行する。
消化管出血などがあり内視鏡的に止血困難な場合に施行する。
c(×、0%) 上部消化管バリウム造影
腸閉塞時に上部消化管バリウム造影は★禁忌★である。
d(×、1.3%) 腹部MRI
消化管の精査に腹部MRIはあまり有益でない。
e (×、0%) 下部消化管内視鏡検査
大腸癌による大腸の完全狭窄で腸閉塞を起こしていることがCTなどから疑われたときは、下部消化管内視鏡検査を行うことがある。まず行うべき検査ではない。
大腸癌による大腸の完全狭窄で腸閉塞を起こしていることがCTなどから疑われたときは、下部消化管内視鏡検査を行うことがある。まず行うべき検査ではない。
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