【禁忌特集】今日の禁忌(医師国試103-C-22、3歳の女児。腹痛と嘔吐)【禁忌特集】今日の禁忌(医師国試107A27、生後8日の新生児)

2019年02月02日

【禁忌特集】今日の禁忌(医師国試105-F-21、72歳の男性。持続する腹痛と嘔吐)



おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。


今日も禁忌問題をセレクトしていきます。
受験生も、そうでない方も、やってみてください。




============


さて、禁忌問題
「今日の一問」



医師国試105回F問題No.21

72歳の男性。3日前から持続する腹痛と嘔吐とを主訴に来院した。

徒歩にて来院したが、その後、腹痛が増悪し、外来処置室で横になっている。

歩行はかろうじて可能である。40歳時に胃潰瘍で胃切除術を受けた。

意識は清明。腹部は膨隆し、正中線上に手術痕がある。

腸蠕動音は亢進し腹部全体に圧痛を認める。

まず行うべき検査はどれか。

a 腹部エックス線撮影

 

b 腹部血管造影

c 上部消化管バリウム造影

d 腹部MRI

e 下部消化管内視鏡検査



  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
 
腹痛と嘔吐

40歳時に胃潰瘍で胃切除術


腸閉塞 
は明らかですね。


まず行う検査は 
a 腹部エックス線撮影 をしてください。

この中で 禁忌肢 はどれでしょうか? 

  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
禁忌肢 は c 上部消化管バリウム造影 が  禁忌   です 

スライド002


【正答率】
a (、97.7%) 腹部エックス線撮影
 腹部X線撮影で拡張した腸管を確認したい。
 
b(×1.1%) 腹部血管造影
 消化管出血などがあり内視鏡的に止血困難な場合に施行する。
  
c(×0%) 上部消化管バリウム造影
  腸閉塞時に上部消化管バリウム造影は★禁忌★である。

d(×1.3%) 腹部MRI
 消化管の精査に腹部MRIはあまり有益でない。
 
e (×0%) 下部消化管内視鏡検査 
 大腸癌による大腸の完全狭窄で腸閉塞を起こしていることがCTなどから疑われたときは、下部消化管内視鏡検査を行うことがある。まず行うべき検査ではない。










講義力」が自慢の医師国家試験予備校 
MACの提供でした。



では、また。

さいなら〜。 

 
 
MAClogo

【メール】mac@macmic.net
【電 話】03-5326-7611(代表)
【サイト】www.macmic.net

============



医学部での学びに寄り添うオンライン動画学習サービス MediTunes。

MediTunesは 2019年春、リニューアル致します。

どう変わるのか?お楽しみに!



MediTunes 医師国試対策版

MediTunes 3つのコンテンツ
 
過去問DB:必要かつ十分な12年分、解説はテキストと動画の二刀流
 ↑動画解説搭載でパワーアップした医師594onlineの進化形
 
動画ライブラリ:医学講義800本搭載。医師になっても使えます
 
サプリ講座:産婦人科、公衆衛生など続々公開 

mov_ph


※医師594onlineは、より皆さまのお役に立つMediTunesサービスへパワーアップしたため、2019年に運営を終了する予定です。(2019年1月末日まで公開続行予定)
尚、全く新しいサービスになるため医師594onlineの会員情報は一切引き継ぎませんのでご了承下さい。



============ 


病棟実習や研修前に読んでおくとよい「研修医はじめの一歩」シリーズ
サンプルページはこちらからどうぞ。
ippo
青本(ドキドキの生たまご編)
(Amazon)



at 07:30
【禁忌特集】今日の禁忌(医師国試103-C-22、3歳の女児。腹痛と嘔吐)【禁忌特集】今日の禁忌(医師国試107A27、生後8日の新生児)