2015年05月25日
今日の一問(医師国試109-E-30、CO2ナルコーシス)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
ひとりでも多くの医学生に役立ちますように。
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はからずも、オフクロがこの2か月で2つの大学病院に入院。
患者家族として、2大学病院を観察。
結構、レベルが違うのに驚きました。
医療レベル以前に、マナー教育って大切。
A病院は、身だしなみもしっかりしているのに対し、
B病院は、白衣の着こなしはだらしなく、男性は無精ひげに髪がボサボサ。
結構、上級医の先生もそんな感じの人がいましたね。
患者側はこういうの敏感。
際立っていたのがエレベーター内。
A病院は率先して、ボタンの前に立って「何階ですか?」と聞いてきました。
これは、看護師、医師、研修医すべてそうでしたね。
一方、B病院ではそういったことは無かったです。
一番驚いたのは問診。
体調崩してから、体重がかなり落ちた母に向かって
「●●さん、いつからそんなにガリガリになったんですか?」
ガ
リ
ガ
リ
(画像は赤城乳業株式会社のサイトより)
これには、ガリガリ君くらい口がアングリ。
そして、CO2ナルコーシスで譫妄があったんですが、これは「認知症」ってことに理解されてしまったようだし。
伝言もなかなか伝わらないし、
電話での応対も要領を得ないし、
なんか個人の問題というより、組織の問題かなぁ、なんて思っちゃいましたよ。
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さて、今日も今年の国家試験から。
では、早速「今日の一問」。
これは、定番のCO2ナルコーシス。
正答率はちょっと低くて、80%を切ってます。
【医師国試109回E問題No.30】
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CO2ナルコーシスについて正しいのはどれか。
a 低酸素血症は伴わない。
b 病初期には徐脈を呈する。
c 進行期には散瞳を呈する。
d 肺胞低換気は原因となる。
e 急速にPaCO2を低下させる必要がある。
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解説は、MACのYouTube動画(13分56秒)をご覧ください。
a(×、5%) 低酸素血症は伴うことが多い。
b(×、5%) 病初期には頻脈を呈する。
c(×、7%) 進行期には縮瞳を呈する。
d(○、79%) 肺胞低換気は原因となる。
e(×、3%) 徐々にPaCO2を低下させる必要がある。
では、また。
さいなら〜。
さいなら〜。
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