今日の一問(医師国試104-B-14、Leopold診察法の結果)今日の一問(医師国試107-I-24、結核性髄膜炎患者の髄液所見)

2014年09月02日

今日の一問(医師国試、アニオンギャップが増加するもの)



おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。


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「いけいど」




これを文字変換すると、


医学生のPCなら「異型度」が第一候補かな?


私が使いたいのは「池井戸」のほうなんですが。


総ページで1,000ページありましたけど、週末に一気読み。


抜群に面白かったです。


空とぶ




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では、早速「今日の一問」


今日は代謝のベーシックな問題です。

基本知識を整理しておいて下さい。



医師国試92回A問題No.56

アニオンギャップが増加するのはどれか。3つ選べ

a 糖尿病性ケトアシドーシス

b 乳酸アシドーシス

c 尿細管性アシドーシス

d 下 痢

e 尿毒症


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合ってましたか?

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では、MACのYouTube動画(8分25秒)をご覧ください。 

指導医08


 

 




【正答率】
a() 糖尿病性ケトアシドーシス
 糖尿病性ケトアシドーシスでは有機酸であるケトン体が形成されるため、アニオンギャップが増加する代謝性アシドーシスとなる。
 
b() 乳酸アシドーシス
 乳酸アシドーシスも、〔乳酸⇔乳酸イオン+水素イオン〕のように、乳酸が乳酸イオンと水素イオンに分かれるため代謝性アシドーシスとなるものなので、有機酸が形成されアニオンギャップが増加する。
 
c(×) 尿細管性アシドーシス
 尿細管性アシドーシスはHCO3イオンの低下をClイオンの上昇で補うことによって陰イオンの和が一定となるため、アニオンギャップは正常となる。
 
d(×) 下 痢
 下痢も、HCO3イオンが失われる分、Clイオンの上昇によって代償し、アニオンギャップは正常である。
 
e() 尿毒症
 尿毒症は硫酸イオンやリン酸イオンなどの滴定酸が増加するため、アニオンギャップが上昇する代謝性アシドーシスとなる。
 






講義力」が自慢の
MACの提供でした。





では、また明日。

さいなら〜。 

 
 
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