今日の一問(医師国試106-I-80、尿酸排泄率FEUAを求めよ)今日の一問(医師国試108-G-20、ALS患者の在宅医療で医師の指示が必要なもの)

2014年08月26日

今日の一問(医師国試106-D-2、腎不全患者の治療)



おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。


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今日読み終えたのは、

メジャースプーン


辻村深月の「ぼくのメジャースプーン」。

面白かったですよ。

「復讐」について深く考えさせられました。

登場人物に医大生が出てきます。

余計に考えさせられました。


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では、「今日の一問」

CAPDでググると、患者さんが楽そうにしているイラストを多くみかけますが、こういう実際の治療中の写真を見ると、辛そうで、切なくなります。



医師国試106回D問題No.2

腎不全患者の治療中の写真を示す。

106D2

 
この治療法について正しいのはどれか。

a 塩分制限を必要としない。

b 週3回の通院が必要である。

c 合併症として腸閉塞がある。

d 導入患者数は著しく増加している。

e 治療液のカリウム濃度は0.5mEq/Lである。



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合ってましたか?

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では、MACのYouTube動画(4分38秒)をご覧ください。 


 



では、正答率を示します。


【正答率】
a(×、11%) 塩分制限を必要としない。
b(×、3%) 週3回の通院が必要である。
c(、64%) 合併症として腸閉塞がある。
被嚢性腹膜硬化症(EPS)は腹腔内全体もしくは腸管に部分的な癒着(ゆちゃく)が生じ、まゆ状の膜に覆われ、のり付けされたように硬くなり、繰り返しまたは持続的に腸閉塞を起こすという合併症です。腹膜透析(PD)の無理な長期継続や頻回の腹膜炎、高濃度透析液の多用など腹膜を傷害する要因が積み重なった結果、起こるのではないかといわれています。現在の時点でEPSは腹膜透析(PD)療法の最も重篤な合併症といえるでしょう。
PDライフを快適に過ごすために

 
d(×、17%) 導入患者数は著しく増加している。
e(×、4%) 治療液のカリウム濃度は0.5mEq/Lである。




【追加情報】
土谷総合病院
↓ ↓ ↓
被嚢性腹膜硬化症
開腹所見や消化管造影の写真で、この合併症の重篤度が理解できました。
本症の合併率が少しでも少なくなりますように! 






講義力」が自慢の
MACの提供でした。

  
では、また明日。

さいなら〜。 

 
 
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