今日の一問(医師国試96-H-62、血管性浮腫)今日の一問(医師国試108-I-25、意識障害患者の眼位とCT)

2014年05月01日

今日の一問(医師国試107-F-4、医師の振る舞い)



おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。

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今年に入ってから東野圭吾の推理小説にはまってしまい、めぼしい作品はほぼ読破。

面白いですね、東野圭吾。 

さて、次は何を読もうかとブックオフをうろうろしていると、学生時代に何冊か読んだことがある松本清張の赤い背表紙が目に飛び込んできました。

松本清張


ムーチョ懐かしい。読み直してみるか。

そして、いきなり1960年代にワープ。 

やはり、面白い。

「点と線」
「ゼロの焦点」
と読み進めてきて、「砂の器」は特に考えさせられました。ずっしりです。 

面白い。

けれども、

現代の小説と決定的に違う。

それは、

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通信手段が全く違うってことです。

長距離電話で、信州から東京につながるまでに1時間かかるとか、電報を打つとか。警察署どうしの通信に速達を使って、返事が返ってくるまでに数日とか。

若い人が読んだら、「はぁ? そこ、LINEじゃね?みたいになるのかな。

もしも、松本清張がインターネット時代に生きていたら、どんな作品を書いたんでしょうかね。

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ならば、最近の医師国家試験でも、時代を反映して携帯電話やPHSが症例文などに登場するのではないかと興味本位で「医師594」を検索してみると、

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「過去問を検索する」ページの全文検索の窓に「携帯電話」を入力して、「検索する」ボタンをクリックすると、2件ヒットしました。

携帯電話




「PHS」は1件ヒット。

PHS


こんな感じでヒットします。

これを「保存」して、「問題を解く」という段取り。
問題を解けば「学習履歴」に残るし、間違えると「苦手問題」に分類されるので、復習にも最適。
ぜひ、一度使ってみて下さい。

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そこで、上記の中から「今日の一問」

第107回 F問題 No.4

医師の振舞いとして適切でないのはどれか。

a 院内PHSで話すときは、周囲に十分配慮して話す。

b 面談室で患者に病状説明した後は、患者より後に退室する。

c 患者と話をするときは、できるだけ目線の高さを同じにする。

d エレベーターを使用するときは、緊急時以外は患者を優先する。

e 上司が外出中であることを患者に伝える場合は「○○先生は外出しておられます」と言う。


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合ってましたか?

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正解(というか誤り)は、eの『上司が外出中であることを患者に伝える場合は「○○先生は外出しておられます」と言う。』でした。

社会人としてのマナー、敬語の使い方の問題でした。
必修問題って時々こういう問題が混じるからビックリしますね。

正しい言い回しは、
「○○は、外出しております」
です。
上司と言えども、この場合は身内なので呼び捨てです。 


こういう社会常識、マナー、研修医の生活全般について書かれているのが、リブロ・サイエンス発行の『研修医はじめの一歩−ドキドキの生たまご編−』です。

ippo


病棟実習、研修医生活が始まる前に読むととても参考になりますよ。
 ↓ ↓ ↓
http://blog.livedoor.jp/hiro_0921jp/archives/1959697.html


医師国家試験予備校MACでも、適宜「マナー講座」を実施していて、医学生の皆さんに好評です。

では、また明日。

さいなら〜。 


at 10:25│必修 | 共用試験
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