2014年04月28日
今日の一問(医師国試108-G-47、ACE阻害薬服用中。下口唇の腫脹と呼吸困難)
おはようございます。
594編集部のマッ君(まっくん)です。
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MAC(マック)の東田先生による「第108回医師国家試験を振り返って」ですが、YouTubeの再生回数が1,100回を超えました。ご視聴ありがとうございます。
まだの方は、下記リンクからどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=7jnwm4GQCqI
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まずは、プチ復習。
46 歳の男性。全身倦怠感、発熱および左季肋部違和感を主訴に来院した。
4年前に慢性骨髄性白血病の慢性期の診断で1年間イマチニブ治療を受けていた。
その後3年間受診せずそのままにしていた。
末梢血血液検査で白血球 30,400、骨髄芽球が 56%であった。
末梢血白血球 bcr/abl FISH 法検査の写真を示す。
4年前と比較し、現在の患者の所見として考えられるのはどれか。
a(×、6%) 脾腫の縮小
b(×、9%) 血小板数増加
c(×、12%) 骨髄細胞数減少
d(○、59%) 染色体付加異常の出現
e(×、14%) 好中球アルカリフォスファターゼ低値
正解はdの「染色体付加異常の出現」でした。
東田先生が執筆された「iMedicine 5.血液」(p.189)からの図を転載します。
CMLの経過がよく分かります。
「iMedicine
第5巻 血液」
(Amazon)
正解はdの「染色体付加異常の出現」でした。
東田先生が執筆された「iMedicine 5.血液」(p.189)からの図を転載します。
CMLの経過がよく分かります。
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そして、医師国家試験初登場のFISH法。医師594の過去問データベースにも出てきません。
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション法。
すごい検査があるんですね。
医学の進歩は素晴らしい。
北海道大学病院検査部・輸血部のHPが簡潔に画像付きでまとめているので、そちらをご覧下さい。
↓ ↓ ↓
北海道大学病院検査部・輸血部
では、いつものように、「今日の一問」。
今日は、アレルギー・膠原病領域からです。
【第108回 G問題 No.47】
60歳の男性。
本日夕方からの下口唇の腫脹と軽度の呼吸困難を主訴に来院した。
咽頭痛や嚥下時痛はない。
高血圧がありアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬を服用中である。
脈拍 72/分。血圧 130/80mmHg。
呼吸数 15/分。SpO2 97%(room air)。
まず行うべき検査はどれか。
a 頸部 CT
b パッチテスト
c 喉頭内視鏡検査
d 血清補体価測定
e リンパ球刺激試験
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では、例によって、MACのYouTube動画(5分2秒)で解説をご覧ください。
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at 19:49│アレルギー・膠原病