2014年05月01日

今日の一問(医師国試107-F-4、医師の振る舞い)



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今年に入ってから東野圭吾の推理小説にはまってしまい、めぼしい作品はほぼ読破。

面白いですね、東野圭吾。 

さて、次は何を読もうかとブックオフをうろうろしていると、学生時代に何冊か読んだことがある松本清張の赤い背表紙が目に飛び込んできました。

松本清張


ムーチョ懐かしい。読み直してみるか。

そして、いきなり1960年代にワープ。 

やはり、面白い。

「点と線」
「ゼロの焦点」
と読み進めてきて、「砂の器」は特に考えさせられました。ずっしりです。 

面白い。

けれども、

現代の小説と決定的に違う。

それは、

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通信手段が全く違うってことです。

長距離電話で、信州から東京につながるまでに1時間かかるとか、電報を打つとか。警察署どうしの通信に速達を使って、返事が返ってくるまでに数日とか。

若い人が読んだら、「はぁ? そこ、LINEじゃね?みたいになるのかな。

もしも、松本清張がインターネット時代に生きていたら、どんな作品を書いたんでしょうかね。

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ならば、最近の医師国家試験でも、時代を反映して携帯電話やPHSが症例文などに登場するのではないかと興味本位で「医師594」を検索してみると、

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「過去問を検索する」ページの全文検索の窓に「携帯電話」を入力して、「検索する」ボタンをクリックすると、2件ヒットしました。

携帯電話




「PHS」は1件ヒット。

PHS


こんな感じでヒットします。

これを「保存」して、「問題を解く」という段取り。
問題を解けば「学習履歴」に残るし、間違えると「苦手問題」に分類されるので、復習にも最適。
ぜひ、一度使ってみて下さい。

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そこで、上記の中から「今日の一問」

第107回 F問題 No.4

医師の振舞いとして適切でないのはどれか。

a 院内PHSで話すときは、周囲に十分配慮して話す。

b 面談室で患者に病状説明した後は、患者より後に退室する。

c 患者と話をするときは、できるだけ目線の高さを同じにする。

d エレベーターを使用するときは、緊急時以外は患者を優先する。

e 上司が外出中であることを患者に伝える場合は「○○先生は外出しておられます」と言う。


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ボタンをポチッと押して貰えたでしょうか?

合ってましたか?

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正解(というか誤り)は、eの『上司が外出中であることを患者に伝える場合は「○○先生は外出しておられます」と言う。』でした。

社会人としてのマナー、敬語の使い方の問題でした。
必修問題って時々こういう問題が混じるからビックリしますね。

正しい言い回しは、
「○○は、外出しております」
です。
上司と言えども、この場合は身内なので呼び捨てです。 


こういう社会常識、マナー、研修医の生活全般について書かれているのが、リブロ・サイエンス発行の『研修医はじめの一歩−ドキドキの生たまご編−』です。

ippo


病棟実習、研修医生活が始まる前に読むととても参考になりますよ。
 ↓ ↓ ↓
http://blog.livedoor.jp/hiro_0921jp/archives/1959697.html


医師国家試験予備校MACでも、適宜「マナー講座」を実施していて、医学生の皆さんに好評です。

では、また明日。

さいなら〜。 


at 10:25|Permalink必修 | 共用試験

2014年04月30日

今日の一問(医師国試96-H-62、血管性浮腫)



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今日は、すっきりしない天気です。

一昨日のプチ復習です。

第108回 G問題 No.47
60 歳の男性。
本日夕方からの下口唇の腫脹と軽度の呼吸困難を主訴に来院した。
咽頭痛や嚥下時痛はない。
高血圧がありアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬を服用中である。
脈拍 72/分。血圧 130/80mmHg。
呼吸数 15/分。
SpO2  97%(room air)。
 
まず行うべき検査はどれか。
 
a(×、5%) 頸部 CT
b(×、9%) パッチテスト
c(○、60%) 喉頭内視鏡検査
d(×、5%) 血清補体価測定
e(×、20%) リンパ球刺激試験


やはり、喉頭浮腫による呼吸困難に対して気道確保がファースト・チョイスということで、cの「喉頭内視鏡検査」が正解でした。
意外と解答がバラけ、特に、eのリンパ球刺激試験(DLST)に引っ張られた人が多かったようです。

キーワードは、
1)ACE阻害薬
2)下口唇の腫脹
3)呼吸困難

診断名は「血管性浮腫(クインケ浮腫、Quincke浮腫)」。


ググってみると、厚生労働省の「重篤副作用疾患別対応マニュアル」の「過敏症」の中に、「血管性浮腫」を発見。 

詳細は全文を読んでください。
 ↓ ↓ ↓
血管性浮腫」(pdf)


以下は、上記マニュアルの抜粋です。

1)下口唇の腫脹

血管性浮腫の表3

ズバリ、そのもの。


2)血管性浮腫の原因
血管性浮腫の表

血管性浮腫の表2


3)ACE阻害薬による発生機序と特徴
ACEによって分解されるブラジキニンが、ACE阻害薬によってACEが阻害されるため、ブラジキニンが分解されず、その作用が遷延ないし増強し、結果的に血管性透過性の亢進をもたらし血管性浮腫が発症する。

初発症状として口唇、口腔内の違和感や腫脹として出現することがある。咽頭や喉頭に腫脹が出現することが他の薬剤性血管性浮腫よりも多く、気道閉塞のため挿管や気道切開を必要とした症例や死亡例も報告されている。 

4)ACE阻害薬による副作用発生頻度

内服患者の0.1〜0.5%


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日々、勉強です。

「医師594」データベースで検索しても、血管性浮腫は1件もヒットしませんでした。

手元のデータベースで検索すると、ありました1件

トライしてみて下さい。

第96回 H問題 No.62

血管性浮腫について正しいのはどれか。3つ選べ
 

a 強いかゆみを伴う。

b 皮膚に膨疹を起こす。

c 腹痛や下痢を起こす。

d 喉頭浮腫を起こす。

e フロセミドが有効である。



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ボタンをポチッと押して貰えたでしょうか?

合ってましたか?

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今日は動画がないので、サクッと解説。
 
a(×) 強いかゆみを伴う。
  → 痒みは乏しい。 
b) 皮膚に膨疹を起こす。
  → 蕁麻疹と共通。 
c) 腹痛や下痢を起こす。
  → 蕁麻疹、呼吸器症状のほか、腹痛・下痢・嘔気・嘔吐などの消化器症状あり。 
d) 喉頭浮腫を起こす。
  → 口腔、咽頭、喉頭の腫脹が疑われる場合は喉頭浮腫に進展する恐れあり。 
e×) フロセミドが有効である。
  → 喉頭浮腫が疑われたら気道確保。そのほか、副腎皮質ホルモン、抗ヒスタミン薬、エピネフリン、C1エステラーゼインヒビター。 利尿薬のフロセミドは無効。


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遺伝性の血管性浮腫(Hereditary angioedema;HAE)については、HAE情報センターのサイトに詳説されているので、そちらをご覧下さい。
専門医の動画解説もあります。
 ↓ ↓ ↓
HAE情報センターのHP


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2014年04月28日

今日の一問(医師国試108-G-47、ACE阻害薬服用中。下口唇の腫脹と呼吸困難)



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MAC(マック)の東田先生による「第108回医師国家試験を振り返って」ですが、YouTubeの再生回数が1,100回を超えました。ご視聴ありがとうございます。
まだの方は、下記リンクからどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=7jnwm4GQCqI


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まずは、プチ復習。

 46 歳の男性。全身倦怠感、発熱および左季肋部違和感を主訴に来院した。
4年前に慢性骨髄性白血病の慢性期の診断で1年間イマチニブ治療を受けていた。
その後3年間受診せずそのままにしていた。
末梢血血液検査で白血球 30,400、骨髄芽球が 56%であった。
末梢血白血球 bcr/abl FISH 法検査の写真を示す。

4年前と比較し、現在の患者の所見として考えられるのはどれか。
 
a(×、6%) 脾腫の縮小
b(×、9%) 血小板数増加
c(×、12%) 骨髄細胞数減少
d(○、59%) 染色体付加異常の出現
e(×、14%) 好中球アルカリフォスファターゼ低値


正解はdの「染色体付加異常の出現」でした。

東田先生が執筆された「iMedicine 5.血液」(p.189)からの図を転載します。
CMLの経過がよく分かります。

pk090CMLの進展様式new



 iMed血液 「iMedicine
  第5巻 血液」

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そして、医師国家試験初登場のFISH法。医師594の過去問データベースにも出てきません。

蛍光 in situ ハイブリダイゼーション法。

すごい検査があるんですね。

医学の進歩は素晴らしい。

北海道大学病院検査部・輸血部のHPが簡潔に画像付きでまとめているので、そちらをご覧下さい。
↓ ↓ ↓
北海道大学病院検査部・輸血部
 


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では、いつものように、「今日の一問」

今日は、アレルギー・膠原病領域からです。


第108回 G問題 No.47

60歳の男性。

本日夕方からの下口唇の腫脹と軽度の呼吸困難を主訴に来院した。

咽頭痛や嚥下時痛はない。

高血圧がありアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬を服用中である。

脈拍 72/分。血圧 130/80mmHg。

呼吸数 15/分。SpO2 97%(room air)。

まず行うべき検査はどれか。

a 頸部 CT

b パッチテスト

c 喉頭内視鏡検査

d 血清補体価測定

e リンパ球刺激試験




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ボタンをポチッと押して貰えたでしょうか?

合ってましたか?

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では、例によって、MACのYouTube動画(5分2秒)で解説をご覧ください。 





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